【厳選】2022年8月に学びをくれた素敵な本を紹介します

「今月読んで面白かった本」の2022年8月編です。今月は13冊の本を読みまして、なかでも面白かった5冊を紹介します。

ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法

ピクサーが「創造的」な作品を生み出す組織文化の構築に成功していることは多くの人が認めるところでしょうが、本書は創設者のエド・キャットムルさんがそんな文化をどうやって構築したのか、そしてそれをいかにして維持しているのか?ってところを説いた一冊になってます。うまくいったところもそうでなかったところもありありと描かれてて、『ピクサー』という一つの物語のような感覚で読めました。

なかでも印象に残ったのが、『ファインディング・ニモ」や『ウォーリー』でおなじみアンドリュースタントンが常に口にしていたというこんな言葉。

「まちがいは悪でもなんでもない。まちがいは、新しいことを試みたすえの当然の結果だ。…できるだけ低い自転車を見つけ、転んでもいいように肘あてと膝当てをつければ大丈夫さ」

実際、ピクサー作品でも最初に想定していたストーリーと最終的なストーリーが大きく変わることは日常茶飯事で、みんな大好き『モンスターズ・インク』の最初の主人公は30歳のおっさんだったんだとか。もしそのまま進めてたら一体どうなってたんでしょう、、

アニメーション業界以外の人でも、トランスフォーメーション時代を生き抜くうえでの重要なヒントがきっと見つかるはず。もちろんピクサーやジョブズの裏話を聞きたい!って方にも激しくおすすめです。

UPSTARTS UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた

「新時代を象徴する双子の巨人」として語られるAibnbとUberの粘り強さ、創造性、対立、そして富の黎明期を描いた一冊。

しかし考えてみるとGoogleなんかとは違ってAibnbやUberはそこまで画期的なアイデアってわけでもないでしょう。民泊なんてのもそこまで新しいものじゃないですしね。

実際、両社と似たようなサービスは当初から複数あったようで、本書ではそんな競争の中、いかにして現在の姿を作り上げたのかを垣間見ることができます。ザックリ結論を言ってしまえば「アイデアで既存の枠組みをぶち破るだけでなく、細かな配慮も決して忘れちゃならん!」って話で、誰もが簡単にアイデアを形にできるようになってきている現代では「イノベーション」の在り方も変化してきてるんだなーと実感しました。

サイコパスに学ぶ成功法則

サイコパス研究でおなじみケビン・ダットン教授の著作。「サイコパス」というと白と黒の二者択一をイメージしがちですけど、実際には白から黒まで豊かなスペクトルになってるわけです。

本書はそんなスペクトルをうまく調整、サイコパスの特性をうまく活用することで「人を傷つけずに自分の目標を達成する方法」をライトに解説してくれてます。つまり、冷酷さ、魅力、自信、集中力、カリスマ性、厚かましさといったの目盛りをいじれば、いざというときに自分のポテンシャルを最大限発揮できるようになるぞ!って話ですな。

人前だと緊張してうまく話せない!人から頼まれると断れない!先延ばし癖を治したい!といった問題を抱える方なんかにオススメです。

Four Thousand Weeks: Time Management for Mortals

人間が一生として与えられた「4000週間」という、長いようであっという間の時間をどのように過ごせば最も幸福になれるんだろう?ってところを説いた一冊。哲学書と自己啓発書の中間のような位置づけですかね。

空港の本屋でよく見かけるような「時間を効率的に『使う』」というのはほぼ不可能なんだから、その限界を受け入れたうえで「時間の有限性」に対する考え方の方を変えちまった方がいいんじゃなかろうか、と(時間が限られてること自体が問題ではない!)。

個人的には「問題がない状態は4000週間後にしか訪れないんだから、今は問題がある状態を楽しもうよ」って表現が気に入りまして、最近は「いかにやらなくていい仕事を無視するか」って方を強く意識するようになりました。

一応本書の最後は「10のヒント」という形で締めくくられてはいますけど、ハウツー本というよりも「その過程を味わう本」って位置づけの方が得られるものが多いように感じましたね。

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