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【恐怖】睡眠不足の影響は1週間たっても回復できない!みたいな論文の話

「睡眠不足がよくない!」ってのは当たり前。実際、睡眠不足の人は、


みたいな身体的なことだけでなく、

  • ネガティブになる!
  • 決断力が下がる!
  • 注意力が下がる!結果、交通事故や手術ミスを引き起こす
  • 記憶力が下がる!


といった具合に、メンタルや頭脳にも悪影響を及ぼすことが大量のデータで示されてまして、睡眠不足には何にもいいことがないわけですな。いやはやおそろしい。

さて、さらに直近のデータ(R)では、「睡眠不足による認知パフォーマンスの低下は思っている以上に回復できない!」って結論になってまして、さらに恐怖を感じました。

多忙な現代人は、「平日の睡眠負債を休日で返済する!」みたいな習慣になりがちですが、これでは全然睡眠不足による悪影響を取り返せていない可能性があるんだ、と。



睡眠不足の影響は1週間たっても回復できない!

これは20~22歳の19人を対象にした研究で、ざっくりどんな内容だったかと言いますと、

  • 最初の4日間は、いつも通りの時間で寝てもらう
  • 次の10日間は、普段の30%カットした睡眠時間で寝てもらう(制限期)
  • さらに次の7日間では、また好きなように寝てもらう(回復期)


みたいな感じに睡眠をとってもらったうえで、各日認知処理速度、脳の反応速度、身体的な活動サイクル等をチェックしたんだそう。

一般的な睡眠不足に関する研究と違って、特に「睡眠不足からの回復期」に焦点を当てている点や、客観的な身体活動量、脳の活動状態を測っている点で、なかなか参考になる内容なんじゃないでしょうか。



でもって、実験の結果は大体こんな感じになりました。

  • 制限期には、ストループ課題(認知的なパフォーマンスを測るテスト)の正確性、反応速度が低下し、7日間の回復期を経てもなお正確性のスコアがベースライン時の1.5%低かった

  • ベースライン時には約1時間はじっとしていられたのに、制限期には5分から10分に一回は体を動かしていた。この傾向は回復期でもほとんど回復せず、むしろひどくなっていた

  • 脳波のモニタリングにおいても、回復期を経た後でも制限期と近い状態にあることが確認された


ってことで、睡眠不足の後1週間たっぷり睡眠時間を取ったとしても、認知パフォーマンスは完全には戻らないし、長時間じっとしていられないままだし、脳の活動も正常に戻らないみたい。これはたしかに思っている以上に悲惨かもしれないっすね。


じゃあ、どんな睡眠習慣にすればいいの?

研究チーム曰く、

睡眠不足は確実に悪影響を及ぼし、その影響は予想以上に長く続くのかもしれない。一時的に、睡眠不足が1週間続いただけでも、認知的に負荷のかかる作業のパフォーマンスが低下したり、行動パターンが少し乱れたりする。

長い目で見れば、そもそも睡眠負債を作らないようにして、週7日、1日7時間の睡眠をコンスタントの取るようにするのがいいだろう。

とのこと。結局、毎日規則的にちゃんと寝る、っていういつも通りの結論に落ち着くわけっすね。

とはいえ、この研究にも限界は多くて、

  • サンプルサイズが小さいし、コントロール群も設定されていない
  • もっと別の属性の人にも同様に当てはまるかはわからない
  • カフェインの摂取量や昼寝によって変わるかもしれない
  • じゃあどのくらい回復期を取ればいいの?制限期はどのくらいなら大丈夫なの?みたいなことも謎


ってな点にはご注意ください。そうはいっても、睡眠不足が続いた後で回復するには我々が考えてる以上の時間がかかるのかもしてないって点は頭に入れておいて損はないでしょう。

そんなわけで、やっぱり毎日ちゃんと寝といたほうが結局全体で見れば効率も上がりそうだぜ!ってお話でございました。

参考になれば幸いです。質問やコメントなどありましたらTwitterやコメント欄などでご連絡いただけると嬉しいです。

それではっ!

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