メンタル

4人に1人くらいはマインドフルネスでトラブルが発生しちゃうかもよーみたいな研究のお話

「マインドフルネスっていいよねー」ってことをよく書いている当ブログ.マインドフルネスを鍛えることによって,

  • 不安やうつの改善
  • 幸福度の向上
  • 生産性・集中力の向上
  • 慢性痛の減少
  • ダイエットの成功率上昇


みたいなことが期待されていたりします.とはいえ,マインドフルネス関連の研究の質がまだまだな点は否めませんで,今の時点では程度の差こそあれどれも眉唾物なんだったりするんですよね.





で,UCLの研究(R)の研究では,「瞑想によって25%くらいの人が瞑想でメンタル的なトラブルを抱えたことがある!」って報告されておりました.

瞑想はマインドフルネスを鍛える定番の方法ですから,マインドフルネスが誰にとってもプラスになるとは限らない!むしろマイナスの効果をもたらすかもしれない!というわけですな.

この研究は,オンライン調査をもとにした横断研究で,少なくとも2か月以上瞑想を行っている1,232人の参加者(平均年齢は44.8歳)に対して,「瞑想によってネガティブな感情を経験をしたことがあるか?」というポイントが調べられました.

ここでいう「ネガティブな感情」ってのは,

  • 不安感
  • 恐怖感
  • 歪曲した感情・思考
  • 自身や周囲に対する警戒心


みたいなのが含まれていたそう.

で,その結果何がわかったかというと,

  • 25.6%の人が瞑想によってネガティブな感情を経験したことがあると回答した.
  • 性別や,宗教に関するファクターによって有意な差はなかった.
  • ネガティブ思考の傾向が強い人,瞑想リトリートに参加したことがある人ほどネガティブな感情を経験している傾向が高かった.
  • ヴィパッサナ瞑想のように自分の思考に注意を向ける瞑想法のほうが,呼吸等に注意を向ける瞑想法よりネガティブな感情を経験する傾向が高かった
  • 瞑想の頻度や期間による有意差も見られなかった.


といった感じ.25%以上というのは結構多いなーって印象を受けました.

もちろんその原因や違いははっきりしませんが,

  • 特に思考に注意を向ける瞑想は,「思考を観察する」ということを意識しすぎることで,自身との乖離の感覚が大きく生じてしまう?
  • 注意を自己に向けすぎることで感受性が高まりすぎてしまって,刺激に過度に反応してしまうようになる?


みたいなことが考えられるんじゃないでしょうか.

実際,一定数の人が瞑想で睡眠の質が低下した!なんてことが確認されていたりもして,瞑想は人によっては効果がない,どころか逆効果になる可能性も十分あるってわけですな.

てことで,大体の人は特に問題がないようなら(効果があると信じて)続けていただいて,不安感とかが向上するようなら,自分の思考や呼吸等に注意を向けるというよりも,何か植物とか自己以外の物体の感覚に集中してみるとかするといいかもしれません.

「瞑想は続けないと意味がない!」とか言われたりしますが,トラブルが発生するようならきっぱりやめて別の自分に合った方法を探すのが結局一番の近道なんじゃないかと思います.

参考になれば幸いです.質問やコメントなどありましたらTwitterやコメント欄などでご連絡いただけると嬉しいです.

それではっ!

<おすすめ本>

マインドフルネスの入門書と言えばこれ.いくつかトレーニング法が載っているので,自分に合った方法を探してみるのもあり.

ヴィパッサナ瞑想にチャレンジしてみたいという方はこれ.

ヨガの簡単なポーズを通じて,呼吸への注意の向け方や慢性痛の改善の効果等をわかりやすく説明してくれる.

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