メンタル

【リアプレイザル入門】見方を少し変えればストレスも力に変えられる。

私たちは日々、様々なストレスにさらされながら生きているわけですが、ストレスに打ちのめされて、自分の生活の他の分野にもネガティブな影響を波及させてしまう人もいれば、ストレスを力に変えて、さらなる成果をあげている人もいます。


そんな彼らの違いの一つとして、「リアプレイザル」をしているか否かという点があげられます。


今回は、「リアプレイザル」の意味と、その効果について簡単に考えてみたいと思います。


「リアプレイザル」とは?

「リアプレイザル」とは、英語で表記すれば、re-appraiseの名詞形です。


そしてappraiseというのは、「…を評価する」という意味です。


つまり、「リアプレイザル」というのは、物事をほかの面から再評価する、すなわち「見方を変える」ということです。


例えば、以下のような感じです。


  • 「やるべきことがいっぱいたまっている」という状況。「こんなになるまで放置していた自分はなんて愚かなんだ。自分はダメな人間なんだ。どうせこれを片してもまた同じようなことになるから、これらをやるのは意味がない。やらなくていいや」と、考えるのではなくて、「自分が成長するための材料がこんなにもある。これをすべて終わらせられることができれば、自分に自信を持てるようになるかもしれない。どれほど自分がやれるのか、挑戦できる」みたいに評価する。
  • ほかには、「上司に怒られた」という状況。こんな時には、「あいつはいつも人のことを叱ってばかりで、自分の仕事はしっかりやっているところを見たことがない。あいつに言われても説得力がない。あいつの言うことなんて聞くもんか。」と考える代わりに、「上司は今朝家を出る前に家族とけんかしてしまって、機嫌が悪かったのかな。デスクの上にいつも家族の写真を置いてあって、家族のために頑張っていることを知っているから、ちょっと機嫌が悪くなってしまうのもしょうがないかな。仕事の面では気分良くさせてあげられるように頑張ろう。」みたいな感じです。

要するに、物事の悪い面に注意を向けて、ネガティブな思考のスパイラルを起こす代わりに、異なる面に目を向けることによって、「まあ、しょうがないか」くらいに思えるようにする、ということです。


このようにすることによって、意外と何に対しても、許せるようになってきます。


ほかにも、大事な場面で緊張してきたら、「緊張しちゃだめだ!」って考えるのではなくて、「最高のパフォーマンスを残せるように、体が準備してくれている!」と考えれば、うまく緊張と付き合うことができたりもします。



このように、リアプレイザルを使いこなせれば、怒りとか、不安とか、ネガティブな感情にとらわれず、その中のいい面だけ取り出すことができるというわけです。


同じストレスに対しても、見方、考え方次第で思考や感情が180度変わってくるということですね。


リアプレイザルのメリット

上でも多少のメリットを紹介しまいしたが、以下で簡単に研究ベースのリアプレイザルのメリットについて紹介します。


例えば、ある研究(R)によれば、ストレスを感じる状況において、単に脅威の感情を抱いていたグループでは、タスクに対するパフォーマンスが低下してしまったのに対して、リアプレイザルをできたグループでは、高いパフォーマンスを発揮できたそうです。


上の例でも見たように、脅威とかネガティブな感情を抱いていしまうと、その結果として、ほかのネガティブな感情もどんどん出てきてしまうので、その結果、それらの感情、思考に飲み込まれてしまうのでしょう。


実際、そのような精神で行動していると、対処方法を考えるなどといった行動をとる代わりに、社会から孤独するようになったり、ドラッグ、アルコールに逃げてしまう傾向も確認されていたりします。


結局、悪い方向へ、もっと悪い方向へ、進んでしまうのです。


一方で、リアプレイザルをできた人たちは、特に高レベルのストレスとか困難に対して、そもそも不安とか、憂鬱とかを感じづらいということがわかっています(R)。


彼らは、直面した問題からどのようにして逃げようか、避けようかを考える代わりに、どうやってそれを乗り越えようか、どうすれば順応できようか、と考える傾向があって、問題に正面から向き合うのです。


そして、その問題を乗り越える過程において、さらなる問題解決の能力等を向上させることによって、次なる問題においては、より簡単に克服することができるのです。


その結果、多くの面で最高のパフォーマンスを発揮し、成果もしっかり残してくるのです。


ほかにも、リアプレイザルを実践する人たちは、肉体的に免疫が強かったりすることも確認されていたりします。


まとめ

てことで、ネガティブな感情にとらわれそうになっていることに気づいたら、いったん3回くらい深呼吸でもしてから、ちょっと考え方を変えてみよう、という試みをしてみるとポジティブな影響を得られるかもしれません。


そもそも、ネガティブな思考の反芻は、濁流のように襲ってきますから、まずはそれに気づくということが大事になったりしますが。


リアプレイザルを習慣的にできるようになってくると、ストレスをもはや成長の機会と考えられるようになって、むしろうれしくなったりします。


ストレスは周りから襲ってくるものと考えがちですが、それらを排除してみてもストレスは自分の中から湧き上がってくるものです。


ということで、ストレスを力に変える方法は身に着けておいて損はないと思います。


参考になれば幸いです。


それではまた。

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