本ブログやnoteでは何度か「モテの特徴」に関する話を取り上げてますが(1, 2)、最近の研究でも「異性にモテない男/女の特徴」を大きく6つにまとめてくれておりました。
顔が整ってるとかお金持ちとか、ポジティブな要素(アップサイド)も大事なんだけど、パートナー選びにおいては「いかにリスク(ダウンサイド)を減らせるか?」の方が重要だったりします。長く、近くで時間を共にする以上、病気を抱えている可能性が低くて、暴力を振るわない人の方が好まれるって話っすね。
こちらは以前に米国の大学生285人を対象に行われた調査のデータを再分析したもの。参加者は115人が男性で、95%がヘテロセクシャル、50%はコミットされた関係にある人達だったらしい。で、みんなには非モテに関わっていそうな49の質問リストを見せて、各項目がどの程度「ディールブレーカーになりそうか?」ってのを5点満点で採点してもらってます。ここでいう「ディールブレーカー」ってのは、「相手について知ったりその相手への興味を失わせたりする可能性のある情報」と定義されていまして、要するにパートナーを選ぶときにその要素を見たら避けるなーってところですね。
その結果、「ディールブレーカー」の特徴は6つのカテゴリーに分類できることがわかりまして、特に長期的な交際を想定した場合には、「こんな相手とは付き合いたくない!」と思われがちな要素ランキングは以下のようになりました。
長期的に付き合いたくない相手の特徴ワースト6
- 無関心:信用できなかったりこちらに注意を向けてくれなかったり
- 不潔:見た目や匂いが不衛生、性病を抱えているなど
- 粘着質:嫉妬心が強すぎるとか支配してくるとか
- 中毒:アルコールや薬物の問題がある、タバコを吸う、犯罪歴があるなど
- やる気がない:向上心がない、経済的な見通しが悪い、人生に対してあまりにも消極的など
- プロミスキャスト:他の多くの人と関係を持ったりデートをしたりしている
って感じで、男女ともこのランキングは共通していたみたい。
そのほかに、短期的な文脈での違いや年齢による違いも調べられてまして、その結果をいくつかまとめるとこんな感じです。
- 短期的な交際を想定した場合には、「無関心」よりも「不潔」の方が重要な評価基準とされていた
- 男性は、「不潔さ」を除くすべてのカテゴリが短期的な交際よりも長期的な交際において重要であると考えていた
- 年齢の高い女性は、若い女性よりも「不潔さ」と「やる気のなさ」をより大きな問題とみなす傾向があった
- メイトバリューは、長期・短期の文脈においてディールブレーカーと正の相関があった
全体的には、長期的には無関心(子育て能力の欠如)、不潔(病気の危険)、短期的には不潔と粘着質(今後の生殖の邪魔になる)といったポイントを認定されてしまうと避けられてしまうかもって感じですね。
もちろん、これはアメリカのデータだし、サンプル数もそんなに多くないし、自己申告だし、、、みたいに限界は少なくないですけど、とりあえず長期的にも短期的にもモテたいなら清潔を保つのが最優先。そのうえで、望む関係の在り方に合わせてコミットする姿勢を見せたり相手の自由を尊重したりといったところを意識しておくとよさそうですね。