人間関係

人は体型で相手を判断している説!太っているほどアメリカ人に見える?

「他人を見た目で判断してはいけない!」みたいなことがよく言われますが,中でも最も深刻な問題の一つが「欧米人のアジア系の人への偏見」だったりしましょう.近年アジア系のアメリカ人も急激に増加しているにもかかわらず,なおアメリカ人のアジア系への偏見は色濃く残っているのだそうな.

いくら長くアメリカに住んでいても,英語しか話せなくても,アメリカ人として認定してもらえなかったりするんですよね.

が,そんな問題を克服するための方法として,「体重を増やせば結構簡単にアメリカ人として見られるんじゃない?」って結論の研究が面白いです.



これは,スタンフォード大学などの結構有名な研究(R)で,実験の方法をざっくり説明すると,アメリカ人の参加者にアジア系,白人,黒人,ラテン系の人の写真を見せるんですが,この時参加者を以下の2つの場合に分けました.

  1. 太りすぎの体型に写真を加工したもの(BMI値が25以上)を見せる.
  2. BMIが25未満の普通の体型の写真を見せる.


こんな感じの実験を10個行ったんだそう.さらに研究チームは,仮想の国を用いて,より直接的に「体型と国籍の判断」の関係性をチェックしたらしい.

さて,その結果がどうだったかと言うと,

  • 太りすぎのアジア系の人は,アメリカ人だと判断される確率が有意に高かった.
  • この傾向は,白人,黒人,ラテン系の人には見られなかった.
  • 太りすぎのアジア系の男性は,普通の体型の男性に比べて,正式な手続きを踏んでアアメリカに住んでいるとみなされる傾向が高かった.
  • 生まれた国における体型のステレオタイプは,誰をアメリカ人とみなすか?という判断に影響を与えていた.


って感じです.要するに,アメリカ人が特にアジア系の人を判断する際には,体型が指標になっているんじゃない?ってわけっすな.

研究チーム曰く,

太りすぎの健康上,社会的な問題はよく述べられてきた.しかし,この調査の結果は,より太っているアジア系アメリカ人にとっては社会的な恩恵がある可能性を示唆している.

(中略)

これらの結果は,「永遠の外国人」のままなのか,もっとアメリカ人として見てもらうために健康を潜在的な危険にさらすのかという選択に向き合う機会が少ないために,人々が疎外されているということを浮き彫りにし始めている.


とのこと.つまり,特に厳しい迫害を受けているような場合には,健康を損なうかもしれないけど,体重を増やしてみる,というのも一つの手かもよ,ってことですな.

もっとも,体重を増やすことを手放しで推奨しているわけではありませんで,

太りすぎの体型になることは,アジア系に対する,アメリカ人ではないという偏見を完全に排除することにはならず,アメリカ人に見られようとする戦略は,このような認識を変えるために社会的な介入を行う戦略に比べたら望ましくないだろう.


だそうで,仲良くしたい相手とは,会話とかでちゃんと向き合うことによって悪い先入観を排除してあげようぜっていうわけですな.もちろん健康のためにも太りすぎはよくないですしね.



そんなわけで,「自分に対するアメリカ人の偏見を変えたい!」っていう人は少ないと思いますが,「人が相手を判断するときには体型が重要な要素の一つになる!」って点は参考になりましょう.

姿勢を正しく胸を張っていることで自信があるように見える,痩せている方がセルフコントロール能力が高く評価されるなんてデータは大量にありますし,当然のようですが,人が相手を判断するときには見た目がひとつ重要な要素なんでしょうね.

なので「自分は内面で勝負するんだ!」っていうのも素晴らしいとは思いますが,比較的すぐ変えられて効果もそれなりに大きい,外面の要素も意識してみるのもいいんじゃないかなーとか思いました.

参考になれば幸いです.質問やコメントなどありましたらTwitterやお問い合わせのページからご連絡いただけると嬉しいです.

それではっ!

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