COVID-19

新型コロナで睡眠,運動習慣はどう変わったか?を調べたシンガポールの研究の話

新型コロナをきっかけに働き方や生活の在り方が変化した人は多いと思います.ご存じの通り,世界でもロックダウンをしたりして厳しく外出を規制したりという現象はよく見かけられました.で,新しく発表されたシンガポール国立大学等のデータ(R)では,

  • 新型コロナで睡眠の状態はどう変わったのか?

  • 新型コロナで運動の習慣はどう変わったのか?



という,睡眠と運動の2つのポイントを調べた内容になっておりました.どちらも健康やウェルビーイングのために超重要ポイントですからありがたいですね.





これは,シンガポールの都会に住む若めの男女1824人(21歳から40歳)を対象に,2018年8月から2年にわたってウェアラブル機器を用いて,睡眠と運動の状況を調べたものになっております.



Covid-19前と最中(ロックダウン)によってこれらがどう変化したのかを比較したわけですね.自己申告じゃなくてウェアラブルからえられた,割と客観的なデータを使っているのが強みですね.




で,まずは睡眠からその結果をざっと見ていくと,

  • ロックダウンによって,全体的に就寝時刻が遅くなった.

  • 睡眠時間が長くなった(20分).

  • 就寝時刻や睡眠時間の面で平日と休日の違い(いわゆる社会的時差ボケ)が小さくなった(15分).

  • 睡眠効率はほぼ変わっていなかった.

  • 安静時心拍数は2bpm程度低下していた.



みたいな感じになっております.そこまで大きな変化とは言えないかもしれませんが,全体的にポジティブな方向に変化しているのがわかります.



次に,運動における変化を見てみると,

  • ロックダウンによって,全体的に運動量が激減していた(42%).

  • 一日の時間別の運動のリズムで4つのグループに分けると,51%を占めるグループにおいてはその傾向が顕著で,毎日がロックダウン前の休日のような運動のリズムになっていた.

  • 通勤時間,ランチタイム,帰宅時間に当たる時間における運動量の減少が大きかった.

  • 運動習慣がなかった人ほど,ロックダウンによる運動量の減少が著しかった.



みたいな感じになっています.睡眠に比してその影響は大きく,ネガティブな方向に作用していますね.まあ予想通りと言えば予想通りですが.



ちなみに参加者のCOVID-19前の平均的な通勤,帰宅にかかる時間は1.92時間となっていて,確かにこの時間が失われれば運動の時間も大きく減ってしまうことはうなずけます.



また,運動量の激減は,特に若い人や独身の人に見られたそうで,子育てとかで家で必要的に動く時間がなかったり,そこまで健康意識がないことが影響してるんじゃないかなーみたいなことが考えられます.



てことで,コロナ明けでもリモートワークとかは継続されると思いますので,せっかくできた移動時間の分で睡眠時間を確保しつつ,運動も意識的に生活に取り入れていただくのいいんじゃないかなと思います.



逆に対面に戻る方も,睡眠時間をなるべく確保できるように,在宅期間の睡眠習慣を維持できるようにしていただくといいんじゃないでしょうか.



参考になれば幸いです.それではっ!

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